研究と革新

研究と開発

研究こそがモンサントの中核であり、未来です。当社の野菜の品種改良研究に対する投資は毎年1億8,000万ドル以上にのぼります。世界各地に55か所の育種研究拠点を持ち、その世界的な展開により、地域の生産者と消費者のニーズを満たし、かつ現地の微気候に適応した新品種を作出すべく研究者を支援しています。モンサントの各種ブランドを通じて販売される野菜品種基盤の厚さと広さは、まさに研究開発に対するモンサントの精力的な取り組みの証といえます。 Vegetable research and development

より優れた野菜品種を開発するためモンサントの育種技術者は、従来型の交配技術やマーカー支援育種、最先端の分析法などの技術を活用しています。広汎な病害虫に対する抵抗性や耐病性の付与のほかに、作物の収穫を損なう環境要因への対処、そして収穫物の末端市場価値(外観や品質)の改善により、栽培と収穫そして収益向上の両面とで品種の改良に取り組んでいます。

 

より優れた種子を

たとえばキュウリに広くみられるべと病のように頻発する病害に対しては、殺菌剤散布のほかに施設栽培環境の改善や管理作業の最適化と並んで、キュウリ品種への病害抵抗性の遺伝的な付与が最善の防御となることも少なくありません。
モンサントの目標は、「業界最高水準(ベストインクラス)」であること、そして優れた生産をもたらす最大の可能性をもって、最高品質の種子をお客様にお届けすることです。

消費者目線で

生産者に利益をもたらし、消費者によりおいしく魅力あるプロダクトをご提供するために、モンサントは開発を続けています。

モンサントは、味わい深く、食べやすく、全体的な魅力を持った品種を開発することによって、少しでも多くの野菜をより多くの人に満足して食していただけることを願っています。これまでにモンサントが生産者と流通パートナーにお届けしてきたプロダクトの一部を以下にご紹介します。

辛みを抑えたタマネギEverMild
香りは一貫して豊かで、辛みが少なく、涙も出にくいタマネギ品種です。他の米国内の甘タマネギと同様、EverMildは北西部では秋に収穫され、9月から3月まで市場に出回ります。

栄養価を高めたブロッコリーBeneforté
Benefortéには、植物由来栄養素グルコラファニンが通常のブロッコリー品種の2~3倍含まれています。通常品種と同じの条件で栽培が可能です。グルコラファニンは、体内のビタミンA、C、Eの抗酸化作用の維持を助ける抗酸化酵素の濃度を上げる効果があります。カリフォルニア州、アリゾナ州、メキシコで栽培されています。

「完熟」メロンMelōränge
風味のある、香り豊かで甘いメロン品種Melōrängeは、冬場でも夏メロンのような味わい。12月から4月の北米の高級スーパーで手に入る最も甘いメロン品種のひとつです。中米およびアリゾナ州で栽培されています。

ミニピーマンBellaFina
普通のピーマンの3分の1のサイズです。カラフルで甘く、シャキッとした歯ごたえがあります。全国の高級小売店で扱われています。ノースカロライナ州、フロリダ州、カリフォルニア州で栽培されています。

ロメインレタスとアイスバーグレタスの交配種Frescada
2種類のレタスを交配することにより、アイスバーグレタスの甘さとシャキッとした歯ごたえを保ちつつ、葉酸はアイスバーグレタスの2.46倍、ビタミンCは1.74倍、さらにロメインレタスより濃い緑色の品種を実現しました。カリフォルニア州中部とアリゾナ州で栽培されています。

 

バイオテクノロジーと野菜

野菜分野でのモンサントの研究開発における主眼は、高度な交配技術への努力に置かれており(実に98%以上を占めています)、今後もこの研究目標を維持して行く予定です。高度な交配技術が野菜に最適な理由は主に2つあります。それは、より多くの品種をより早く市場化できることとコスト効果が高いことです。

Broccoli

野菜は通常、トウモロコシやダイズなどの広い面積を必要とする穀物と比較し、小さい農地で栽培されています。一方、バイオテクノロジー(遺伝子組換え技術)によって開発された品種を市場に出すには、発見から平均10年以上の歳月と1億ドル以上の投資が必要になります。

ただ、交配では壊滅的なウイルスや害虫を防除できず、大きな面積に重大な被害が出てしまう場合があります。このような場合にはバイオテクノロジーが果たす役割があり、解決手段となりえます。野菜市場には、現在のところ一部のモンサントのウイルス複合抵抗性カボチャ(ズッキーニ)、害虫抵抗性スイートコーンなど、この技術の利用例がすでにあります。

モンサントはバイオテクノロジーによる広範囲な野菜研究は行っていませんが、業界全体では、リンゴ、パイナップル、トマト、ジャガイモなどの分野でバイオテクノロジーの研究努力により強固なパイプラインが生まれています。