グリホサートはどのように使われるのか?

ラウンドアップ除草剤

農業生産者

農業生産者は、雑草防除にいろいろな選択肢を持っています。例を挙げれば、耕起(土を耕す)、手作業による除草、除草剤、輪作などです。グリホサートは農業生産者が利用する除草剤の一つではありますが、唯一ではありません。グリホサートは他の多くの雑草管理の手法と合わせて用いられるのが普通であり、雑草防除プログラムの特効薬ではありません。

グリホサートなどの除草剤を使用する農業生産者に対して、メーカーは面積当たりの最大使用薬量を提示します。この使用薬量に従って生産者は正確に除草剤を使用します。この薬量については企業や研究者、規制当局が試験を行い、設定しています。製品について最終的に承認された使用基準薬量は、米国では環境保護庁(EPA)日本では農林水産省の登録を受けています。

米国のように、使用者に使用方法の研修を義務付けている国もあります。米国では、農業生産者は定期的に研修プログラムを修了し、除草剤を散布する前に州の除草剤使用の認可を得なければなりません。

農業生産者がグリホサートを使用するメリットには、次のような点があります。

  • 作付け前の除草、果樹の畝間の除草、ラウンドアップ・レディー®作物(グリホサート除草剤に耐性を持つ作物)の栽培管理(ラウンドアップ・レディー®作物とグリホサートを一緒に使用すれば、作物にグリホサートがかかっても枯れずに雑草だけを除草することができる)が可能である。
  • 通常は雑草を防除するのに土を耕し鋤き込むという手法もとられますが、耕さなくても雑草防除ができるため、不耕起栽培(耕さない栽培)を採用する栽培面積を増やすことができ、貴重な表土の保全、風雨による土壌流出の軽減を通して土壌の維持に役立つ。
  • 雑草に占領されていた土地を放牧や農耕に再利用することができる。

一般家庭

一般家庭でも、規模は小さいものの、農業生産者と同様に雑草に悩まされます。雑草は一度根付けば、花壇や裏庭、私道、歩道の割れ目などで生長してしまいます。一般家庭でも除草剤の選択肢は多くあります。グリホサートであれば、地元の園芸店やホームセンターで芝・園芸用のラウンドアップ®ブランドの除草剤を購入することができます。

農業生産者向けに承認された使用方法のラベルと同じように、芝や園芸に使用されるグリホサート製品も、消費者が製品を適正に使用できるよう、使用基準薬量が示されています。消費者の使用のヒントについてより詳しくは、www.roundup.com/Roundup101(英語)をご覧ください。

一般家庭でグリホサートを使用するメリットには、次のような点があります。

  • 歩道や花壇、樹木の周囲の雑草を取り除くのに役立つ。
  • フェンス沿い、柱の周囲、急坂など、草刈り機による除草が危険で管理が行き届きにくい場所の雑草を防除できる。

産業

建物の所有者、学校、野生生物生息地、レクリエーションエリアなどでも、雑草は問題になります。このような場所では、次のようなグリホサートのメリットが考えられます。

  • 運転者の視認性確保のための道路の除草管理を容易にすることができる。これに加え、グリホサートを使用することにより、草刈り機の排出ガス及び刈り残しの削減が可能になる。
  • ツタウルシやイバラなどの有害な雑草を、学校、公園、レクリエーションエリアから取り除くことができる。
  • 不要な植物種が過剰に繁茂することによって生態系が脅かされる在来の動植物の生息地の管理を容易にすることができる。