モンサント・カンパニーはどのようにして種子の価格を決めているのか

モンサント・カンパニーは種子の価格について、自社の種子が提供する価値と市場に流通する他の種子の価値とを比較して、それに基づいて価格の設定を行なっています。種子の価格は毎年改定していますが、その際に自社の種子を用いた方が競合他社の種子よりも、農業生産者にとって利益が大きくなる事を目標に設定しています。つまり弊社の種子・形質ブランドは非遺伝子組み換え種子、遺伝子組み換え種子のいずれにおいても、競合他社の種子ブランドと比べて、種子購入に支払った金額に対して生産者の利益が大きくなるように設定しなければいけない、ということです。

モンサント・カンパニーの事業が成功するかどうかは、農業生産者に最高の種子を、市場を通じて提供し続ける能力にかかっています。農業生産者が直面する課題を解決する高収量種子を提供する能力です。弊社の取り組みはこれまでのところ成功を収めてきており、弊社の種子製品は農業生産者の利益と生産性を最大とする上で役立ってきました。またこうした成功によって新たな製品開発に再投資する機会が確保されるとともに、弊社事業に資金を投資してくれた株主の方達へ、利益を還元することが可能になります。

種子が農業生産者へ提供する価値を判断する際は、その種子が提供する有形・無形のベネフィットを、これと代替可能な競合製品と比較する事で検討します。有形の価値としては、弊社製品を使用することで削減することができる資源(農薬・化学肥料、労働力、機器、燃料など)の費用や、収量増加による収入増加分などが含まれます。無形の価値としては、農業生産者にとっての利便性や財務リスクの削減、農薬への暴露の軽減などがあげられます。利点が地域によって異なる作物もあるため、地域別の価格設定を行う事で対応しています。これら利点の定量化に用いるデータの多くはお客様のご協力をいただいて、各地の農場で毎年実施する栽培試験から得ています。このデータを分析した上で製品価格設定に役立てているため、競合製品より価値ある価格を生産者に提供することができるのです。

弊社の新製品は、収量性においてますます価値を高めています。作物の収量という有形の価値を測るに当たっては、例えば増加した作物の収穫量への市場価格を評価します。製品の価格決定は1年のある時点で行ないますが、一方で収穫物の値段は日々変動します。この点に対処するため、トウモロコシと大豆についてはシカゴ商品取引所の価格、ワタについてはニューヨーク取引所(New York Exchange)の価格の移動平均を用いています。移動平均は、変化の長期的な尺度に注目するものです。例えば昨年と今年の価格と、翌年の予測価格から、36か月間の平均価格を計算します。

ラウンドアップ・レディー大豆などの第一世代技術については、非遺伝子組み換え大豆と比較した際の有利性に基づいて価格を設定します。次世代のラウンドアップ・レディー技術、ラウンドアップ・レディー2イールド(Roundup Ready2Yield)が登場したときには、第一世代のラウンドアップ・レディー大豆と比較した際の利点に基づいて価格を設定する予定です。この
製品は、収量増加という極めて明白な利点をもたらします。

農業生産者は賢い実業家です。利用する種子、形質技術、除草剤システムに関しては農業生産者が選択権を有しており、彼らが毎年この選択を行なっていることを、弊社は明確に理解しています。このため弊社は、最大の価値を提供する製品、そしてその価格設定方法の透明性に、ビジネスとしての誇りを持っています。このような透明性は、投資によってどんな利点が得られるのか、またどの製品が最大の利益をもたらすのかといった点を農業生産者に理解していただく上で、極めて重要であると考えています。弊社の価格設定に関する基本的な考え方は、お客様である農業生産者に最大の利益をもたらすという、弊社の公約の重要な要素のひとつです。農業生産者の成功無くしては、モンサント・カンパニーの成功はあり得ません。

 

最終更新日:2009年7月16日