世界食糧賞受賞者のRobert Fraley(ロブ・フレーリー)博士:増加する人口に食料を支障なく供給するには技術革新とコミュニケーションが必要

2013/11/13

  • 2013年10月17日 アイオワ州デモイン(米国)

モンサント・カンパニーの最高技術責任者(CTO)で世界食糧賞を受賞したRobert Fraley(ロブ・フレーリー)博士は、バイオテクノロジーを含む農業の技術革新に関する問題に取り組むため、モンサント・カンパニーがより幅広いオープンな対話を行う決意であると改めて述べました。

「環境を保護しながら、急増する世界の人口に十分な食料を提供する。これを成功させる鍵となるのは技術革新
です。しかし、人類が抱える複数の大きな課題に取り組むには、より質の高い対話を行い、理解とコンセンサスを得ることが必要です」とFraley 博士は述べました。

本日夜、Mary-Dell Chilton(メアリーデル・チルトン)博士、Marc Van Montagu(マーク・ヴァン・モンターギュ)博士とともに2013 年世界食糧賞を受賞するFraley 博士は、世界の人々に十分な食料を提供しながら、同時に気候変動に対応し、環境を保護するうえでの課題について話しました。博士は2013 年ノーマン・ボーローグ国際シンポジウムの席において、研究者、農業生産者、教育者、学生などを前にして、急速に深刻化するこれらの問題に社会が対応できるよう、技術革新の潜在力を活用すべきだと強調しました。

このシンポジウムの講演で博士は、バイオテクノロジーは農業における技術革新の一面にすぎないとし、農業生
産者が農場単位、面積単位の食料生産量を最大化するための技術革新として、先進的な育種技術や、最近ではデータ・サイエンスが重要な役割を果たしていると述べました。国際連合によると、世界の人口は現在の71 億人
から2050 年には96 億人に増加する見通しで、世界の農業生産者がこの食料需要を満たすには、これらの先進技術を組み合わせることが不可欠です。

人口増による環境への影響を考えると、技術のさらなる進歩は先進的な技術の組合せ利用以上に、必須といえます。現在の人口への食料供給するだけでも、南米とほぼ同じ面積の土地が、農地として利用されているのです。

博士は次のように述べています。「私たちは、現在の農地面積でより多くの食料を生産するよう技術革新を続けることもできます。逆に生物多様性に欠かせない森林、生息環境を犠牲に地球上に農地をさらに拡大するという選択肢もあります。あるいはどちらも行わず、今後数十年、食料問題がさらに深刻になる可能性を放置することすらできます。私は、技術革新の力により、2050年までに96億人に安全に、持続的に食料を供給できる様になる事を確信しています」。

Fraley博士と共同受賞者のChilton、Van Montagu両博士は、近代の農業バイオテクノロジーを具現化し、その開発、応用に画期的な業績を上げ、農業生産者が世界に十分な食料を供給できるようにしたとして、2013年世界食糧賞を授与されました。これら受賞者が携わった研究は、遺伝子組み換え作物の普及につながり、2012年には世界で1,730万戸の農業生産者が1億7,000万ヘクタールを超える農地でこれらの作物を栽培するまでになりました。これらの遺伝子組み換え作物を利用する農業生産者の90%以上が、途上国の小規模な生産者です。

Fraley博士は、「バイオ作物は、土壌流亡の軽減、水資源の保全、投入する農業資材の削減を通じて農作物栽培の生産性を改善し、農業による環境負荷を軽減しています。これは氷山の一角で、害虫防除のための新たな遺伝子組み換え形質が開発されており、干ばつの影響を緩和し、収量増や栄養価の改善に役立つものも研究されています」と述べました。

また、30年来の研究によりバイオテクノロジー製品の安全性が立証されていますが、モンサント・カンパニーや学識者達は、情報共有のためにさらに努力し、バイオテクノロジーに懸念を抱く人々からの疑問に答える必要があるとFraley博士は述べました。

博士は、「私たちは、業界全体として協力し合い、食品分野における技術革新、遺伝子組み換え植物(GMO)の安全性に関して、より多くの知見や情報を、理にかなった疑問をもつ何百万人もの人々に伝えていく必要があります。栄養価や値段、入手しやすさなど、食の分野に関心を持つ人に対して、正確で十分な情報をお伝えしたいと考えています」と話しました。

モンサント・カンパニーは、消費者、農業生産者、環境保護団体を始め、食料の安全保障と食品の安全に取り組んでいる人々の代表との対話を継続することに力を尽くしてきました。

「私たちは、変化する世界が直面する食料問題について議論し、率直な話し合いを促して継続するようもっと努力する必要があります」と博士は述べています。また、「このテーマはきわめて重要で人々の関心も高い問題であり、誤った理解によって意見の食い違ってしまった人たちと、距離を置いたまま放置しておくわけにはいかない問題なのです。モンサント・カンパニーがすべての答えを持っているというわけではありませんが、議論を前進させるために必要なことについて協力し対話し、ともに努力することをお約束します。これは私たちの真剣に取り組むべき課題だからです」とも述べています。

【参考】

Monsanto.comでは、農業と食料生産が直面する課題や、技術革新の必要性、将来の課題に対応するためのよりよい対話の必要性について話すFraley博士の動画がご覧になれます。また、Monsanto.comのウェブサイトおよびブログBeyond the Rows®に新たに設けたイノベーション・セクションでは、2013年ノーマン・ボーローグ国際シンポジウムに関する追加記事や最新情報を提供しています。

 

モンサント・カンパニーは、農業生産性と食品の品質向上に役立つ製品と技術的ソリュー ションを提供するリーディング・カンパニーです。モンサント・カンパニーは、水やエネル ギーなどの天然資源の保全に力を入れる一方、小規模農業生産者も大規模農業生産者もとも により多く生産することができるようにするための取り組みを続けています。弊社の事業や 取り組みについての詳細はwww.monsanto.com をご覧ください。

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