意外なことかも知れませんが、これまでの人生であなたが口にしてきたほぼすべてのものは、遺伝子が組み換えられている可能性が高いのです。同じ事が、ご両親やお祖父さん・お祖母さんにも当てはまります。

1万年以上もの間、人類は植物や動物を選択的に改良してきました。農地でみかける乳牛は、その祖先である古代のオーロックスとは似ても似つきません。そして私たちが口にするトウモロコシは、テオシントと呼ばれる野生の草を栽培化したものです。


当社で農業を改善する主な方法の1つ

モンサント・カンパニーはバイオテクノロジーで有名ですので、当社で研究開発費の46%を育種(近代の牛やトウモロコシを生み出したのと同じ農業の技法)のために費やしていると知ると、驚かれることでしょう。

植物育種とは?

簡単に言うと、植物育種は、2つの両親の植物を使って「子」の植物を創り出すプロセスです。生まれた赤ちゃんが両親のいずれもの特徴を受け継いでいるように、新しい種子も「母親」と「父親」の植物の特徴を受け継ぎます。

より良い育種のために科学を応用する

かつては、植物育種家は植物内部の仕組みは基本的には知りませんでした。形質がどのように植物から植物へと受け継がれるかを理解するには、実際に植物を交配し、栽培してから結果が出るのを待たなければなりませんでした。

現在では近代科学の恩恵により、育種家は、品種改良しようとしている植物の内部を「見る」ことができます。「マーカーアシスト育種」と呼ばれる手法を用いて、当社の植物科学者は、最善の植物を創り出す種子を見つけるために、種子のDNAを詳しく調べることができます。まず、病気抵抗性、乾燥耐性、収量、味、栄養値などの重要な形質に関連付けられた遺伝子マーカーを植物のDNAで特定します。次にマーカーを育種に利用できる植物すべてをスクリーニングし、望ましい形質を持つ植物を創り出す種子のみを正確に選抜し、交配するための検査に利用します。